モトアザブ退屈日記

日々のモノ・コト・忘備録。クルマ、時計、オーディオとか骨董とか。

歌舞伎

當る寅歳 吉例顔見世興行

昨年末、京都の南座へ行ってまいりました。 京の都の年の瀬の恒例行事「吉例顔見世興行」 第二部 「三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場」 孝太郎・隼人・芝翫 「新古演劇十種の内 身替座禅」 仁左衛門・隼人・千之助・芝翫 芝居の後は、鍵善良房でくずきりを。…

歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」

歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」第二部を観劇しました。 感染症対策で歌舞伎座はまだキャパの半分以下の客席しか使用していません。 最前列は使用禁止、の中で2列目という良席。名優たちが演じる空間を息がかかるような距離で感じることができました。 歌舞…

六月大歌舞伎『桜姫東文章』下の巻

歌舞伎の演目は、その世界感の表現として「○○物(○○もの)」と称することがあります。 『桜姫東文章』は「清玄桜姫物」と「隅田川物」そして江の島の「稚児ヶ淵伝説」が綯い交ぜとなった世界観の上で上演されます。通底するのは吉田家のお家騒動としての「隅…

追悼 片岡秀太郎丈

二代目片岡秀太郎丈の訃報。 片岡秀太郎さんご逝去|歌舞伎美人 昨年、二月大歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」を観ました。 秀太郎丈のお役は、菅丞相の妻「園生の前」。 「筆法伝授」の場面、一度勘当した武部源蔵夫婦へかける慈愛の機微が印象的でした。 片岡仁…