モトアザブ退屈日記

日々のモノ・コト・忘備録。クルマ、時計、オーディオとか骨董とか。

古いセイコーの機械式時計 ② セイコーマチックP

第二精工舎(亀戸)製。33石。キャリバーは51系と呼ばれる5.5振動の自動巻機械。

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33石とは高級品です。当時の定価が17,000円。昭和42年の大卒初任給が26,200円だそうですから、現在は15万円位の価値でしょうか。

薄型で精度も高く、仕上げも美しい。ハック付で実用度も高いです。所有のものは1967年10月製造のもの。

デイ(日付)デイト(曜日)が3時位置というのもお決まりのセイコースタイル。

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セイコーマチックPの“P”の文字は日付表示のクイックチェンジ機能を行う“プッシュボタン”を表します。竜頭のアタマ?部分に面一で六角形のプッシュボタンが埋め込まれています。非常によくできた機構です。

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インデックスは立体的でキラキラする、「これぞSEIKO」的なもの。ドーフィンハンドも立体的でシャープなデザイン。ケースやラグも面を美しく構成して磨きがかけられエッジもシャープです。個人的にはこの後(1968年)に発売される45キングセイコーを彷彿とさせる雰囲気がある、と感じています。

 

時計小物@jerancha さんで買ったジュビリーブレスを合わせて使っています。

www.jerancha.co.jp

 

見た目は完全に昭和のサラリーマン。