松ヤニでチェロの音色が激変した
レッスンにて、先生から「この松ヤニ使ってみて」とLeatherwood Bespoke Rosinを手渡されました。
弓にしっかり目に塗って弾いてみるととどうでしょう、今までキツ目だったチェロの音色が、まろやかでつややかな音に激変したのです。
「うわ、全然違う!」とBSの通販番組並みにベタな反応をしてしまいましたが、松ヤニでこんなにも音が変わるんですね。
先生曰く「幻の“神”松ヤニ」とのこと。帰宅後早速注文しました。
Bespoke Range - Cello Rosinwww.leatherwoodrosin.jp
楽器の調整でさらに響きが豊かになった
また、レッスン後にも先生から「駒の位置がちょっと違うかも」と駒の調整をしていただきました。弓巻側に少しだけ倒れていたそうです。レッスン時に対面しただけで駒の微妙な角度が見て分かるのですね。さすがプロ。駒と一緒に魂柱の位置も「魂柱立て」で調整してもらい、一段と鳴りっぷりが豊かになりました。Leatherwood Bespoke Rosinの松ヤニと合わせて、違う楽器に生まれ変わったくらいの激変ぶりです。
楽器のポテンシャルを引き出す
オーディオ趣味の世界だと、ケーブルや端子関係、アクセサリーを追加して「音質が変わる」ことが楽しいのですが、(往々にして変わったと感じただけかもしれない。)楽器の場合は直接音の出方や響きが変わるので調整のし甲斐がある、と思いました。楽器の持っているポテンシャルを引き出すことだったり、音質を「追い込む」ことができるのは、アコースティックな楽器の奥深く楽しいところかもしれません。
レッスン内容の忘備録
スケールはA線4ポジションのGからA→B→Cまで。
【Werner】
p48-49 Andante・・・完了
・tranquillo 弾き始めの弓の位置に注意
・ゆっくりのビブラート。四分音符、音を揺らしすぎない。
p53 Moderato IV pos.sempre・・・完了
・左肘、上げない。
・手首・肘と弦は直角の関係。
【Schroeder】
No.27・・・完了
・左手1の指を離さないで弾く
No.28/Op.48,No.4
・8部音符で“歌う”
・スタッカートの弾き方は「点を弾く」感じ
・左手は覚えて(暗譜して)ボーイングの訓練と心得る
次回
【Werner】
p53 No.10a Andantino
・弓と弦の位置を維持する。「接点復活剤」のイメージ。
p55 Allegro moderato
・ポジション移動で親指の動きをスムーズに
【Schroeder】
No.28/Op.48,No.4
①「左指を離さないポリス」の心構えで
②ビブラートでも左指の形は離さない