12回目のチェロレッスン。先生の所へ通い始めて半年過ぎました。
テールピースとエンドピン交換、その後
テールピースとエンドピンを交換して、楽器の音がどんどん良く「鳴るように」なっていますが、毎日弾いていて、少しづつ楽器の調子というかコンディションが違うのがわかるようになりました。楽器のレスポンスがよくなった感じ。
ちなみにウルフトーンが出るようになったので、G線にウルフキラー復活です。
「この楽器は幸せですねえ。どんどん鳴るようになってる。」と、ハイドンのチェロ協奏曲をひとしきり弾きはじめる先生。
あぁ、イイ音だ。というか、こういう風に弾けるようにならなければ、と思いを新たにするのでした。
チタン芯の真鍮エンドピン
さらに、「レッスンの間、これ使ってみるといいですよ」と、先生のエンドピンをつけてレッスンすることに。先生のエンドピンはチタン芯の真鍮製。
音の重心が下がり、どっしりとした落ち着いた音質になりました。
もともとのエンドピン(スチール8mm)だと音が軽い、というか固めの音なのです。
「これからいろいろ試してみると良いでしょう」ということで、セッティングやら弦の種類やエンドピンの種類も変えることで弾きっぷり、鳴りっぷりがずいぶん変わることがわかりました。まだまだベストな楽器のセッティングへの探求は続きます。
音の固さと低弦の跳ね返り
楽器のレスポンスが良くなり、曖昧なボーイングが許されなくなった気がします。正しいボーイングでないとちゃんとしたいい音色が出ない。
低い弦(C線、G線)を弾く際にその傾向が。
先生が「跳ね返りの強い弦」という表現をしていてしっくりきた。
「C線、G線を弾いていてあんまり跳ね返されるようだったら弦はJARGARです。絶対的に柔らかい。」
「月影」の形で弾き切る
A線を弾く形:十分に振りかぶる
C線を弾く形:十分に弾き切る。「斬る」感じ。
先生曰く「これは・・・居合道でいう「月影」の形です!」
先生は居合道も段持ちの方なのです。
A線もC線も弓の向かう方向(アップ/ダウン両方)と上腕の向きが合う。
文字にすると意味不明な感じですが、レッスンでは非常に「腑に落ちる」指導だったのです。ボーイングのシビアさが顕著にチェロの音になって出るようになったので、「弾き抜く」や「弾き切る」ボーイングのレッスンは非常にわかりやすかった。
レッスン忘備録
【Werner】
p61 No.13a Andante maestoso・・・完了
・細かい音符の左手、正確に。
p63 Tempo ad libitum・・・完了
・C線、弾き切る(斬るイメージ)。
・重音、C/G線とD/A線の弾き分け。響きを殺さない。
【Schroeder】
No.31/Op.48,No.7
・ボーイング。A線の振りかぶり、C線を弾き切る。
次回から中級者コースに入ります。初級コースは修了です。
【スケール】
もう一オクターブ高いCまで上げていきましょう。
・親指ポジションで上がる
1・2(D・E)→1・2(F・G)→1・2・3(A・B・C)(Cのとき2の指ははずす)
【Werner】
p65 No.14 Adagio sostenuto A,B
・ハーフポジションを思い出しましょう。
p66-67 Allegro moderato
・ビブラートをかけて、美音で。
・ポジション移動の指に力を入れない。
・第3ポジションの親指はネック位置(p56参照)
【Schroeder】
No.31/Op.48,No.7
・さらっとおさらい
・A線/C線を弾く際の腕の方向チェック
【Bach Six Suites】
BWV 1007 Suite Ⅰ Menuet
・譜読みをしていきましょう