16回目のチェロレッスンでした。
シュレーダーの34番(Dotzauer, Op.120,No.5)は重音特訓曲。無伴奏も重音が出てくるので重点的に練習・・・というか、重音むずかしい!
チェリストAlexandra Moiseeva の動画。美しい重音。重音でビブラート。こんなふうに弾けるようになりたい。
重音がカッコよく弾けない
最初は重音がなかなか音になりませんでした。正しい運指(左手)、正しいボウイング(右手)でないと美しい重音が響きません。
まずは開放弦で隣り合う弦同士を2弦ずつ弾きます。C/G、G/D、D/A。5度の重音。響きを殺さず、一定に。余計な力はかけない。
左手で音程をとりだすと、途端に重音が崩れてしまいます。どうも左手の指の形が悪いと隣の弦に指がかかってしまい、響きを殺してしまうらしい。
重音のために、と左指に力が入り、指に力が入り、つぶれた形になってしまう。
とにかく「脱力」
右手も左手も、とにかく脱力。
左手の指の形をつぶさないため、弓を持つ手に余計な力を入れないため。
【右手】
・弓を押さえつけると響きが出ない。重音だと特に。
・弓を持つ手は「ふんわり」と、くらいで良い。マシュマロを掴むくらい。
【左手】
・弦を押さえる指は意識して「立てる」
・左手親指は浅めに。これも力を入れない。
今回のレッスンで数々の指導を受けて、なるほど、その場で重音が弾きやすくなる!練習でいかに「余計な力」を使っていたかがわかります。
プロでも重音では余計な力が入ってしまうそうで、先生も重音がある譜面では「脱力」を意識するのだそう。
レッスン忘備録 (WernerとSchroeder)
【4オクターブのスケール】からスタート。
左手の形は安定してできてきているので、ボウイングをステップアップしていきましょう。
・弓は「体幹」で弾く。腕で弾かない。
・インナーマッスルを使って弾くと音(の響き)が変わります。響きに違いが出る。
【Werner】
p75 Allegro・・・完了
・アウフタクトは「体幹で弾く」ことを意識する。腕で弾かない。
【Schroeder】
No.34/ Dotzauer, Op.120,No.5・・・完了
・一の指(B)はアンカー。離さないで弾くことで音程が狂わない。
次回
【Werner】
p77
・第6ポジション。
・全音と半音の違いを身につけましょう。
・左手中指の自由度を上げましょう。そのために脱力。
【Schroeder】
No.35/ Dotzauer, Op.120,No.6
・弓先指定ですが、弓の中間よりちょっと先くらいで弾いていきましょう。