17回目のチェロレッスン、無伴奏チェロ組曲編です。
レッスンを録音していた効果は絶大で、細大漏らさず記録できていて忘備録が捗ります。音声データとしてクラウドにアップロードして、iPhoneからイヤーレシーバーで聴いて復習しています。いい音(音質)で録音されているので、聴いていてさほど苦痛ではありません。
Suite Ⅰ Gigue・・・修了
「いいですね。2週間でよくここまで持ってきましたね。」とお褒めいただきました。
・6/8拍子の強拍・弱拍。弱拍は意識的に弱く弾くことで音楽性が生れます。
・「隊長・副隊長・兵隊」の弾き分けを。
・息を止めないこと。(=リラックス・脱力)
ひととおりの指導の後、先生とユニゾンで弾いて指摘の部分を確認するのですが、録音を聴くとリズムも音程もピッタリ合って聞こえるのにはちょっと感動しました。逆に音を外すとすごく目立ちます。
ユニゾンで弾いている際の録音。右側から聴こえてくるのが先生の弾くチェロの音です。
Suite Ⅰ Prelude
プレリュードは初回のレッスン。「譜読みをしていきましょう。」ということだったのですが、譜読みしながら音源聴いたり、動画観たりしているうちに、ある程度「弾ける」ようになっていきました。弾けるようになると練習していても楽しい。
レッスンで初めて弾くプレリュードの録音。
譜面を追うのに必死な感じです。
弾き終えて、先生から「素晴らしい!一回目でここまで弾けるようになってるのは、すごいですよ。めちゃめちゃ練習しましたね!」と驚かれました。
はい、弾くのが愉しくてたくさん練習しました。
・主題の最初の音(G)を響かせる。あとの音を「乗せる」感じで。
・「ソ・シ・レ」のシ、H音は低めにとることでG-durに聴こえる。
・「フレーズ」と「エコー」を意識する。2小節・4小節フレーズは「つくる」、エコーは「抑える」。
・14小節目の終わりに向かってcresc. → 15小節目のFisを十分に響かせる。
・19小節目の終わりに向かってcresc. → 20小節目のCisを十分に響かせる。
・22小節目フェルマータ後、pから始まって、23小節目に向かって弓元に戻す。
・29・30小節は「割と in tempo」で。
31小節目からの保続音の部分でA線の音が出すぎてしまいます。本来はD線のFis→D→E→Fis→G→E / Fis→D→G→E・・・が前面に出るように弾きたいのです。
・A線が目立ちすぎないよう、音が動く部分(Dn)は「弾く」感じ。Upはその反力で引っ掛けるくらいでよい。
・ここはみんな悩むところです。弾き方、体の力の入れ方等、工夫していきましょう。
・34小節、D線の上昇形のところはしっかり「左指を立てる」。
・左指を立てるために、親指はネックぎりぎりでよい。
・39小節目の終局部に向かってcresc.
「39小節目のG・H・D・Hは冒頭の“裏返し”であることに軽い感動を覚えてほしいんです。”なんておしゃれな再現なんだ!”と。その感動を演奏に反映しましょう。」
・39小節目のソシレは冒頭のソシレと同じ。鏡のような関係なので弾き方も同様に。(隊長・副隊長の関係、最初の音を響かせる・・・)
・最後の重音は「大きく入って→小さく(弓を節約)して→大きく出る」で長く聞こえます。
次回
Suite Ⅰ Prelude 2回目。