チェロの先生とはレッスン後に各々のオーディオ活動を報告し合うほどなのですが、先日、クラシックのレコードの話になり、
「クラシックのレコードはオークションとか探すといいですよ。東欧盤の室内楽とか、結構いいのが安く手に入りますよ。」
との情報。
専門店のようなところで売っている、いわゆる初版の輸入版のようなレコードは大変高額です。ほぼコレクター価格。
それに比べて、オークションサイトには300円くらいからクラシックのレコードがたくさん出品されていました。欲しい盤を見つけるのが大変なほど。
数ある数百円レコードから455円で落札したレコードがこれ。
チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 作品64
指 揮:ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
管弦楽:モスクワ放送交響楽団
メロディアです。CCCPです。
商品説明に「日本語タイトル紙シール貼付」でジャケットB評価でしたが、これがいいのです。「新世界レコード社」のタイトル紙に価値があります。
「ソビエト直輸入」・・・今この時代に声に出して読みたい日本語です。
分厚い弦楽器、鳴り響く管楽器、どこまでも濃度の高い演奏・・・ソビエト時代のオーケストラは厳格で統率がとれた、ソ連の”赤い音”が聴こえるような気がして、チャイコフスキーに似つかわしく感じるのです。