iPhoneからBluetooth接続でTivoli audioで聞く音楽にすっかりはまってしまった。単純なフルレンジスピーカーがバスレフで低音が豊かになり、独特の落ち着いた聴きやすいイイ音で音楽が聴ける。
フルレンジスピーカー一発でこの音なら、アンプで鳴らしたステレオスピーカーはさぞやいい音のはず!…やはりステレオで聴きたい!となるのは至極当然の流れであった。
音源はAmazon musicをBluetoothで。Bluetoothを受信できるレシーバーアンプというのがあるらしい。
Topping VX3
中国製のデジタルアンプ。いわゆる「中華アンプ」といわれるやつ。Amazonから送られてきたメーカー箱には「拓品電子」の文字。
思ったよりずっしりと重量感のある躯体。すべてアルマイト処理されたヘアラインアルミで統一され、フロントパネルは厚みのあるアルミパネルで高級感さえある。スイッチは小さなトグルスイッチとアルミ無垢のボリュームノブ。
クリアで透明感のある、「いい音!」ってすぐに感じられる清潔感のある音を奏でる。
バックロードホーン
スピーカーにはいくつか形式があり、バックロードホーンという形式があるということを知る。
密閉型、バスレフ型、フロントロードホーン、バックロードホーン。
スピーカーユニットを収める箱をエンクロージャーといい、そのエンクロージャーの内部形状の違い。
バックロードホーンはバスレフ型に比べ効率が低く、低音が出にくい。その上、ホーンとして音道の構造も複雑となり、完成品として市販品はほとんどない。現在の市販品のスピーカーはバスレフ型が大半。
そんななか、バックロードホーンの音を聞いてみたい、とFOSTEXのバックロードホーンの半完成品キット(エンクロージャーのみ)を入手、同じくFOSTEXの10センチユニット、FE103Enを合わせた。
“ホーンスピーカー”という形式が出す音は面白い。低音はどかどか出る方ではないが、ホーンの奥底から響いてくる。多分10センチユニットでは低音の量感が足りないのかもしれない。遠くから聞こえる低音。
フルレンジスピーカーなので、中音域の聴きやすさは印象的だった。中華アンプのキャラクターもあり、きれいな音だけれど押し出しは弱い、という印象だった。
この後、「中華アンプ+バックロードホーン」から徐々にステップアップしていくことになる。