モトアザブ退屈日記

日々のモノ・コト・忘備録。クルマ、時計、オーディオとか骨董とか。

十勝ワインの「町民用ロゼ」

北海道中川郡池田町にある十勝ワインの「町民用ロゼワイン」。町民用とありますが、町外でも売られています。北海道内ならコンビニでも売っています。

 

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「十勝ワイン」の設立は1963年(昭和38年)。日本で初めての自治体運営によるワイナリーです。

いまでこそ国内にはたくさんのワイナリーがあり、栽培技術が進んで北海道でもカベルネ・ソーヴィニヨンをはじめとしたボルドー原産の長熟型のブドウが栽培されていますが、かつては北海道で産出されるブドウは低温でも育つドイツ系が主で「酸っぱい白」というイメージがありました。

そんな、昔ながらの酸っぱい系のワインを彷彿とさせる十勝ワインのロゼは、今飲むと懐かしくもあり、同時に新鮮にも感じます。何より豊かに感じる酸は食事に合わせやすい。

 

まだワインがそんなに一般的でなかった70年代から、池田町民には「町民還元用ワイン」として特価で販売されてたそうです。

池田町に縁戚がいたので、実家でもよくこの「町民還元用ローゼワイン」を飲んでいたのを記憶しています。


今は北海道産「キャンベル」種で作られる辛口ロゼ。美しい色合い、キャンベル特有のほのかに甘い香りとさっぱりした酸味が爽やかで、暑い時期に飲みたくなるワインです。

 

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