メトロノームを使った練習
楽譜には速度記号が書いてあります。エチュードの場合はその指示通りの速さで弾けるようになることが一つの目標になります。
また、指示通りの速さで弾けるように楽器の演奏をコントロールできるようになることが重要です。
そのためにも、普段の練習時からメトロノームを使って楽器を弾くことを習慣づけることが重要だと思っています。
正確なテンポを身につける
最初はゆっくりから、弾けるようになると急いだり(学生オケでは「走る」っていっていたなあ。)、苦手な場所はつまづいたりしますが、一定のテンポで弾けるようになるまで練習します。
レッスンを受けているチェロの先生によると、メトロノームを使って練習してきたかどうか、聴いていてわかるそうです。さすがプロ。
チェロのレッスンを20数年ぶりに再開するにあたり、まず揃えたのがチューナーとメトロノームです。「正確な音程」と「正確なテンポ」を身につけるためです。
チューナーとメトロノーム、どちらの機能もいまやスマートフォン向けの、正確で使いやすいアプリががたくさんあります。
しかし、何事にもアナログ好き人間としては気に入ったチューナーやメトロノームをモノとして持っておきたいと、メトロノーム選び。
小さな木箱のメトロノーム
スマホアプリや電子式のメトロノームで十分、機能は満たすのですが、ここはモノとしての魅力あふれるメトロノームが欲しい。
メトロノームといえば ドイツの老舗 Wittner社。小さな木箱に入ったような「スーパーミニ(木製)」を選びました。
本当に小さい。A4版の楽譜と比べるとこれくらいの大きさです。
小さな木箱状になっている「蓋」の部分を180度開きます。ゼンマイを巻いて、スライド式のおもりを調節して速さを決めます。おもりを上にスライドさせるほどゆっくり、下にスライドさせるほど速くなります。
見た目からは意外なほど「カチッ・カチッ・・・」と響く音がします。いい音です。ピコピコ音が苦手なので心地よい音。しくみが同じ振り子式時計の音に似ています。
オークを選んだので、蓋を開けると微かにウイスキー樽のような香りがするのも密かに気に入っています。