モトアザブ退屈日記

日々のモノ・コト・忘備録。クルマ、時計、オーディオとか骨董とか。

Marantz Model 3300 ③ ウッドキャビネット編

純正?ウッドキャビネット

音出しチェックの前に、大阪のビンテージオーディオ店のネットで見つけた、適合メーカー不明のためジャンク扱いになっていたウッドキャビネットを合わせてみます。

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なんとピッタリ。シンデレラフィットです!...が、奥行きが300mmくらいあるので、コントロールアンプには奥行きが余ります。放熱用のパンチングメタルもないことからマランツのチューナー用のキャビネットと推測。実用上問題ないのでこれで行こうと思います。

ウォルナットの練付材も傷も少なくきれいです。オレンジオイルで拭いてあげれば小傷も目立たなくなります。

キャビネットに入ったアンプは高級感とビンテージ感が2階級くらいアップしますね。(当社比)警部から警視正になった感じです。

 

いよいよ音出し・・・が

ここでようやくNR1200のプリアウトからModel3300をつなぎます。

「テープデッキモニターのプッシュスイッチにつなぐのが、機械的・コンディション的に良い」云々、というのを何かのブログで見たのでTAPE2の入力にNR1200のプリアウトをつなぎます。

555ESGにつないでいたDENONのレコードプレーヤーはPHONO1につなぎます。これでビンテージ・マランツのフォノイコライザーの音が聴けます。

そして、3300の出力を555ESGのダイレクト入力へつなぎ完成。SONYのプリメインは完全にパワーアンプとして使用することになります。

よく考えるとNR1200はDACとしてしか使っていないことに気づきました。なんたる贅沢でしょう。NR1200はバイアンプもできるしフォノも付いているのです。

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音量、各種のセレクターダイヤル、プッシュスイッチを動作させる。特に問題なし。ガリや左右バランスの偏りもない。しかし、Rチャンネルのスライド式トーンコントロールの低音側で盛大にガリが出た。B&Wのウーファー壊れるんじゃないかと思うほどエッジが動いた。

「これは保証期間内だし、すぐ修理依頼!」と買った店へ舞い戻ることに。

 

1週間後、店から連絡が。

「治りきりませんでした。保証期間なので返金も可能です。」

修理後に店で音出しをしてくれたが、やはりトーンコントロールガリは取り切れていなかった。悪化するとまたスピーカーが逝ってしまうほどのガリになってしまうのではないか、の不安がよぎり返金対応で手放すことにした。

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もう一台のModel 3300

あっさり返金対応で手放せたのは同じ「Model 3300」が違う店(リサイクルショップ)で、これよりも安く売っていたからだ。手放した3300はパネルこそ傷もなくきれいだったが、小さいセレクターダイヤル4つのうち2つに深い傷が入っており、磨き等では取り切れないのがわかっていた。

多少遠かったが、車を走らせ、ドフではないもう1軒のリサイクルショップへ。現物を見ると手放した3300よりもキレイ。保証はないが修理済みのもので、何よりパネルも裏も以前のものよりきれいだったことが決め手になり、こちらを新たに購入。

同時期・同地域で同じ3300が売られていたので、結果として比べて買うことができて幸運であった。

 

音出しチェック、といいながら音のインプレッションまでたどり着かない…