音響機材用につくられた「大きめの電源タップ」です。
古いTOAのPA用電源。ドフで数千円で入手しました。
PA機材の電源供給のため、ラックマウントできる形状になっています。
NR1200の下にあるのがパワーディストリビューター。
オーディオは、レコードやネットワーク音源等のプレーヤー側(音の源流に近い側)から電源を入れる、という決まりごとがあります。そうしないと、スピーカーから大きなポップノイズが発生し、スピーカーの故障につながりかねません。
例えば、
電源ON時は ①チューナー・プレーヤー→②プリアンプ→③パワーアンプ の順番
電源OFF時は ①パワーアンプ→②プリアンプ→③チューナー・プレーヤー の順番
にしないと、大きなポップノイズが発生してしまいます。
このパワーディストリビューターにはA回路/B回路/C回路の3種類のディレイ回路が組込まれており、主電源をON/OFFするだけで各回路が3秒ディレイで順番にON/OFFされます。これがすごく便利。
これまで普通の家庭用電源タップでオーディオを接続して、各機器の電源をそれぞれ入り切りしていましたが、このパワーディストリビューターを使うことで、電源入切の煩わしさから解放されました。
各系統でラインノイズフィルターが搭載されているらしく、電気信号のノイズ除去もしてくれるようなのですが、ノイズ除去よりも一括電源ON/OFFの利便性の高さとディレイ回路による心理的な安心感が大きいです。