多様な働き方時代のカバンとは
在宅勤務と出社が交互に続くと、会社で使うノートパソコンを持ち歩くことが多くなります。これが結構重い。
電源アダプターやコーヒー用の大きめのタンブラー、モレスキン、筆記具・・・かさばったり重さがあったりするものが多く、通勤用のカバン選びに悩んでいました。
通勤用のカバンに求める個人的な条件、だいたい次の3つが大きな条件であることがわかりました。
①大容量
普段の荷物が多いので収納力は必要。できれば1泊程度の出張も一つで済ませたい
②キチンとした形
客先へ出ることがあるので、スーツでも不自然にならない、カジュアル過ぎない形
③丈夫な素材
重たくなっても型崩れしないこと。革であればなおよい。
TUMIはちょっと・・・
絶大な支持を誇るビジネスカバンの雄。3つの条件を満たします。
しかし、基本革カバンが好きなのでバリスティックナイロンは丈夫であっても候補から外れます。レザーのTUMIもありますがデザインが好みとは違うのでした。
ちなみに、羽田とか千歳に降りると出張族の7割くらいはTUMIなのでは?という遭遇率です。
ビジネストートという選択肢
収納力、丈夫な素材感等を満たすレザーのビジネストートという選択肢もあります。
TUSTINGというブランドの「Kimbolton TOTE」というカバンを愛用しています。
スカンジナビアレザーは靴の甲革に使わる素材だそうで、質感も良く丈夫です。7年くらい使っていますが、経年変化しても艶も良くイイ感じに革が育ちます。
トートバッグなのでフラップなし。雨の日はやや気を遣うのと、もう少し容量が欲しいところ。
5年くらい前の写真なので、革がピンとして形も保てていて新しい感じですね。
今は結構型崩れしてしまい、少しくたびれた風情です。革はエイジングされてつやつやですが。
サッチェルバッグ
いろいろ探しているうちに「サッチェルバッグ」に目が止まりました。英国の学生カバンをモチーフにしたデザイン。
11インチや13インチくらいの小さなサイズは女性に人気のようです。ちょっと若い?デザインかな?とも思いましたが、このクラシカルなデザインが一目で気に入りました。
デザインオーダー
Zatchelsのサッチェルバッグ(ややこしい)はデザインオーダーができます。しかも、フルレザーのカバンにしては割と手ごろな値段です。
オーダーを受けて英国で一つ一つハンドメイドするそうで、発注から3カ月程度かかります。
オーダーしたのは17.5インチという最大サイズ。
「ショルダーストラップ」とリュックとしても使えるよう、「バックストラップ」もつけました。
27色から選べるレザー。コンビカラーで2色選んでみました。
Oxblood + Graphite
コンビとする場合、フラップやトリム、ポケットなどどの部分をどの色にするか指定できます。悩んだ末にフラップやポケットをOxblood、トリム的に見える部分をGraphiteとしました。
ステッチも9色から選べます。コンビカラーに合わせた同系色とするか、コントラストを効かせたステッチとするか。
ステッチはコントラスト重視でyellowを選びました。
まだ暑かった8月末に発注して、11月に納品されました。待つこと久し!
赤系は派手かな?とも思いましたが、Oxbloodは非常に落ち着いた農赤。光の加減によって赤の見え方も変わります。
ザッチェルズレザーの質感はマットな感じですがメンテナンスしていくうちに艶感が出てくるでしょうか。革の手入れは「デリケートクリームで」と言われていますので、モウブレイのデリケートクリームを使おうと思います。
「丈夫が取り柄」のようなレザーなのでエイジングで“革が育つ”感じではありませんが、クラシカルな形と大容量でガシガシ使っていこうと思います。